ICT支援員の基礎知識
ICT支援員の役割、業務内容、法的位置づけ、専門用語集を網羅
ICT支援員とは
定義
ICT支援員とは、学校における教員のICT活用(授業、校務等)をサポートすることにより、ICTを活用した授業等を教員がスムーズに行うための支援を行う人材です。
ICT支援員とは、学校における教員のICT活用(授業、校務等)をサポートすることにより、ICTを活用した授業等を教員がスムーズに行うための支援を行う人材です。
法的位置づけ
ICT支援員は、学校教育法施行規則第65条の5に基づき、「情報通信技術支援員」として法的に位置づけられています。
学校教育法施行規則第65条の5
小学校においては、教育課程の実施に当たり、情報通信技術支援員等の専門的知識又は技能を有する者の協力を得るよう努めるものとする。
ICT支援員の主な業務
1. 授業支援
- 授業でのICT活用サポート
- 教材作成支援
- デジタル教科書の活用支援
- オンライン授業の技術サポート
2. 校内研修支援
- 教員向けICT研修の企画・実施
- 新しいツールの使い方講習
- 個別相談対応
- マニュアル作成
3. 環境整備
- ICT機器の管理・メンテナンス
- ネットワーク環境の整備
- トラブルシューティング
- ソフトウェアの更新管理
4. 校務支援
- 校務システムの活用支援
- データ管理のサポート
- 文書作成支援
- 情報セキュリティ対策
ICT支援員の配置状況
文部科学省の調査によると、全国の学校におけるICT支援員の配置状況は以下の通りです:
配置目標
文部科学省は、4校に1人のICT支援員配置を目標としています。
現状の課題
地域や自治体によって配置状況に大きな差があり、ICT支援員が配置されていない学校も存在します。
地域や自治体によって配置状況に大きな差があり、ICT支援員が配置されていない学校も存在します。
ICT支援員のための用語集
教育ICT分野で頻繁に使用される専門用語を解説します。
GIGAスクール関連用語
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| GIGAスクール構想 | Global and Innovation Gateway for All の略。児童生徒1人1台の端末と高速ネットワーク環境を整備する文部科学省の施策。 |
| 1人1台端末 | すべての児童生徒が個別の学習用端末(タブレットやノートPC)を持ち、ICTを活用した学習を行う環境。 |
| NEXT GIGA | GIGAスクール構想第2期(2024-2028年)の通称。端末更新とさらなる活用促進を目指す。 |
| Chromebook | GoogleのChrome OSを搭載したノートパソコン。GIGAスクール構想で多くの学校に導入されている。 |
| iPad | Appleのタブレットデバイス。教育現場でも広く使用されている。 |
| Windows PC | Microsoft Windows OSを搭載したパソコン。従来から教育現場で使用されている。 |
クラウドサービス関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| Google Workspace for Education | Googleが教育機関向けに提供するクラウドサービス群。Gmail、Google Classroom、Googleドライブなどを含む。 |
| Microsoft 365 Education | Microsoftが教育機関向けに提供するクラウドサービス。Teams、OneDrive、Officeアプリなどを含む。 |
| Google Classroom | Googleが提供する学習管理システム(LMS)。課題の配布・回収、成績管理などができる。 |
| Microsoft Teams | Microsoftが提供するコラボレーションツール。オンライン授業やチーム学習に活用される。 |
| クラウドストレージ | インターネット上にファイルを保存できるサービス。Googleドライブ、OneDriveなど。 |
学習・評価関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| MEXCBT(メクビット) | 文部科学省が開発したCBT(Computer Based Testing)システム。オンラインでテストを実施できる。 |
| 学習eポータル | 児童生徒がデジタル教材にアクセスするための入り口となるシステム。 |
| デジタル教科書 | 紙の教科書の内容をデジタル化したもの。音声読み上げや拡大機能などを備える。 |
| EdTech(エドテック) | Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。教育分野におけるテクノロジー活用全般を指す。 |
| LMS(Learning Management System) | 学習管理システム。eラーニングの実施・管理を行うプラットフォーム。 |
| 個別最適な学び | 一人一人の特性や学習進度に応じた学習方法。ICT活用により実現を目指す。 |
| 協働的な学び | 他者と協力しながら問題解決に取り組む学習スタイル。 |
AI・プログラミング関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 生成AI | 文章や画像などのコンテンツを自動生成できるAI。ChatGPTなどが代表例。 |
| プログラミング教育 | 2020年から小学校で必修化。論理的思考力を育成することが目的。 |
| Scratch(スクラッチ) | MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発した無料のビジュアルプログラミング言語。ブロックを組み合わせて直感的にプログラミングを学べるため、小学校のプログラミング教育で広く使用されている。 |
| STEAM教育 | Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)を統合した教育アプローチ。分野横断的な学びを通じて創造性やイノベーション能力を育成する。 |
セキュリティ関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 情報セキュリティ | 情報資産を守るための対策全般。機密性、完全性、可用性の確保が重要。 |
| 個人情報保護 | 児童生徒や教職員の個人情報を適切に管理・保護すること。 |
| 情報モラル教育 | インターネットやSNSの適切な使い方を学ぶ教育。 |
| フィルタリング | 有害なWebサイトへのアクセスを制限する機能。 |
| MDM(Mobile Device Management) | 学校で使用する端末を一元管理するシステム。 |
ネットワーク関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| Wi-Fi(無線LAN) | 無線でインターネットに接続する技術。学校内での端末利用に必須。 |
| 帯域幅 | ネットワークの通信容量。多数の端末が同時接続する学校では十分な帯域が必要。 |
| SINET(サイネット) | 学術情報ネットワーク。教育機関向けの高速ネットワーク。 |
| クラウド | インターネット経由でサービスやデータを利用する形態。 |
資格・認定関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| ICT支援員能力認定試験 | 日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)が実施するICT支援員の認定資格。 |
| ITパスポート | IPAが実施する国家資格。IT基礎知識を証明する。 |
| Google認定教育者 | GoogleがGoogle for Educationツールの活用能力を認定するプログラム。 |
| Microsoft認定教育イノベーター(MIEE) | Microsoftが教育分野での革新的な取り組みを行う教育者を認定するプログラム。 |
参考資料
参考文献・引用元
注記
本ページは複数の専門資料および公的機関の情報を基に作成されています。最新の情報については、各リンク先の公式サイトをご確認ください。
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